10.1. 生物学と社会 : 殺し屋ウイルスの追跡
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米国食品医薬局(FDA)が次の年のシーズンのインフルエンザワクチン接種計画に用いる予定のインフルエンザウイルス株の選択を行う
近年の感染パターンを評価し、翌年のシーズンに最も危険と考えられるウイルス株を予測する
インフルエンザウイルスは科学的に知られている中では最も致死的な病原体の1つ
米国では毎年2万人以上が死亡
高齢者と慢性的な疾患を抱えている人々
数十年に一度、新型インフルエンザのウイルス株が出現して地球規模の大流行と広範な死をもたらす
過去最悪のインフルエンザの世界的流行は1918年~1919年、わずか18ヶ月間に世界で4000万人が死亡した
これはエイズ発見以降の25年以上にわたるエイズ死亡者の総数を超える
最後の大規模なインフルエンザの流行は1968~1969年の香港インフルエンザ
新型の鳥インフルエンザは特に致死的なものになりうる
インフルエンザウイルスは、すべてのウイルスと同様に、比較的単純な構造の核酸(この場合はRNA)とタンパク質により構成されている
→10.2. DNA : 構造と機能